タイ人アーティストご夫婦が手掛ける雑貨店「The Chonabod/チョンナボッド」
今週のムーンタイワニーは、"バックパッカーの聖地" として知られる
バンコクはカオサンにもほど近い、今尚、古き良きバンコクの香り漂う
サムセン通りの雑貨店「The Chonabod/ザ・チョンナボッド」をご紹介。
カオサン通りをチャオプラヤー川方向に進むと、チャクラポン通りに
出ます。そのチャクラポン通りを右折して、およそ400メートル程、
今度はプラスメン通りとの交差点に出ます。この交差点を渡った所からが
今回の散策ポイント・サムセン通り。
外国人旅行者が多いカオサンにも近い通りながら、このサムセン通りは
バンコク庶民の生活が感じられるところ。現在は遺構として残る城を
半円状に取り囲む様に掘削された「バンランプー運河」に沿って建つ、
昔ながらの住居も多いエリアです。
また、サムセン周辺の見所としては、先頃発行された新500バーツ札の
裏面にも描かれている、現王朝/チャクリー王朝初期の頃の歴史的建造物
「プラスメン砦」も。砦前の通り・プラアティット通りにも、ここ数年で
お洒落なカフェが続々とオープン。歴史的建造物を観ながら...カフェで
休憩をはさみながら、散策するにはもってこい!
サムセン通り沿いの商店や食堂は、無機質な金属製のシャッターではなく、
昔ながらの木製蛇腹の扉の店も多く、味のある古い建物も乙。
そんなサムセン通り沿いにある「The Chonabod」は、オーナー兼デザイナーの
サヤームさんと奥様が、お二人で営む小さなお店。数年前に、チャトチャク・
ウィークエンドマーケットからサムセン通りに移転。
さすが!グラフィックデザイナーとしてのサヤームさんのセンスが光る
商品の数々...取材時も、欧米人観光客や地元タイ人女子達がお買い物を
楽しむ姿も。
タイの古くからあるイカしたマッチ箱のデザインをモチーフとした
Tシャツや、タイの伝統的なバティック、パーカオマーという東北部
イサーン地方のチェック柄も、サヤームさんの手に掛かると一味も
二味も違ったものに。
店内のディスプレイにも、サヤームさんのこだわりが。
店の奥では、奥様がミシンを踏み...
「少し前まで、お客さんにはお茶も出してたんだけど...面倒臭くなっちゃって」
と、笑いながら語るサヤームさんw
露店やウィークエンドマーケットでお買い物をされた方ならご存知
でしょう、通常、タイのこうしたお店では、ビニール袋に入れて
おしまい。でも!Chonabodでは、これまた素敵なラッピングで、
このままお土産としてお友達に渡しても喜んでもらえそう。
ほとんどが一点もの、その日の気分で作る個数も変わる為、お気に入りを
見つけたら即買いを。ハンドメイドだからこその温もりを、皆さんも是非
感じてみて下さいね。
『The Chonabod』
住所:131 ถนนสามเสน แขวงสามพระยา เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200
カオサン通りから徒歩圏内ですが、地下鉄MRTの最寄り駅は
フアランポーン駅からタクシー、または高架鉄道BTSのシーロム線、
サパーンタクシン駅からチャオプラヤー・エクスプレスでPhra Ayhit
( プラ・アティット)船着き場で下船、徒歩またはタクシーでサムセン
通りまで。サムセン・ソイ1を過ぎた通り沿いです。通り挟んで店の
向かいがサムセン・ソイ6。
営業時間:13:00〜21:00
不定休
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